エヌビディアはもうダメなのか?

将来需要をよく理解することが重要

ロボット元年と呼ばれる2025年において中核技術として今後も注目される存在、NVIDIAについてトモ先生が解説します!


1. 現在のエヌビディア(NVIDIA)株の状況

  • ・2025年3月時点で、株価は昨年9月の水準まで下落

  • ・年初来で約18%下落、市場全体(S&P500など)も下落傾向。

  • ・業績は絶好調で、前年比で70%以上の増収増益を記録。

  • ・にもかかわらず株価が下がる背景には、トランプ政権の混乱・関税政策スタグフレーション懸念がある。


2. GTC 2025での発表:NVIDIAの強気な将来ビジョン

  • ・CEOジェンスン・ファンがGTCカンファレンスで強気の姿勢。

  • ・AIデータセンター投資は2028年に1兆ドルを超えると予測。

  • ・新世代GPU:

    • 2025年後半:Blackwell Ultra

    • 2026年:Rubin

    • 2027年:Rubin Ultra

    • 2028年:Feynman


3. ディープシーク・ショック(中国企業)による懸念

  • ・中国スタートアップ「DeepSeek」が安価に高性能AIを提供と発表。

  • ・これにより「NVIDIAのGPUが不要になるのでは?」という懸念が株価に影響。

  • ・ファンCEOは「複雑なAIモデルには依然として大量の計算処理が必要」と反論。


4. 技術的限界と懸念

  • ・国際会議ISSCCでは「AIの進化に半導体が追いついていない」という研究者の声。

  • ・NVIDIAに限らず、半導体業界全体が性能・電力面で課題を抱える


5. ソフトバンク・孫正義の構想「Stargateプロジェクト」

  • ・OpenAI + Oracle + ソフトバンクが中心で、全米にAIデータセンター+発電所を建設予定。

  • ・**GPUはNVIDIA、CPUはAmpere(ソフトバンクが1兆円で買収)**が担う。

  • ・ロボット向けインフラ投資も150兆円規模で進行中。


6. NVIDIAの人型ロボット戦略

  • ・NVIDIAはロボット開発用のプラットフォームをオープンソース化

  • ・GTCではDisney ResearchやGoogle DeepMindとロボット開発を進めていることを発表

  • ・人型ロボットが次世代工場の主役に:完全自動化を目指すソフトバンクのビジョンと一致。


7. 結論:NVIDIAはもうダメなのか?

  • ・短期的には株価下落が続く可能性あり。

  • ・しかし中長期的には、AI・ロボット・データセンター領域での需要増に支えられ、成長の余地は大きい

  • ・孫正義やトランプ政権の大規模プロジェクトの中で重要な役割を果たす存在。


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